クリンチャーのパンク修理とチューブラーのパンク修理をした

自転車

今回は「クリンチャーのパンク修理」「チューブラーのパンク修理」を同時に行なってみたのであげてみます。

 

クリンチャーのパンク修理

9/17の夜、息子から

「『GIANT CONTEND1』のタイヤが側溝にハマってパンクしちゃったから明日にでも直してほしい」

と話しがありました。

 

息子が乗っている『GIANT CONTEND1』

どっちみち明日は台風で、外出するつもりは無かったので時間はたっぷりある。

でも・・パンクの修理一つもできないのかよ・・・

「ロードバイク乗ってるんだったら交換する手順を教えてやるからやってみなよ」

「いや、そういうことできないんだって。しょっちゅうタイヤ交換しているようだからやって!」

「・・・しゃーない・・わかったわ」

 

パンク修理は何十回とやっているので何も難しいことじゃない、、別のチューブラーのパンク修理もあるからついでに一緒にやってみるとするか。

 

ということで台風で外出できない中、クリンチャーのチューブにパッチを貼って修理をすることにしました。

 

ゴムのり、紙ヤスリ、ゴムパッチ

必要なモノは「ゴムのり」「紙ヤスリ」「ゴムパッチ」

「紙ヤスリ」が見つからなかったので今回はイレギュラーで「鉄ヤスリ」を使ってみました。

 

パンク修理手順

スネークバイトのパンクでした。

2箇所の穴を防ぐ幅のあるパッチを使用します。

 

1.クリンチャータイヤからチューブを外して空気を入れ、パンクした箇所を探し出し

 

2.その箇所の表面を紙ヤスリで荒らし(パッチが密着しやすいように表面に細かいキズを付ける)

(平面では難しいのでツール缶のドーム状の上でヤスリます)

 

3.貼り付け面にゴムのりを垂らし、ちょっとはみ出すレベルで薄く塗り広げます

4.私の場合はゴムパッチ側にも同じようにゴムのりを塗っています

(剥がれミスが無いように確実に接着したいため)

 

5.数分間置いてゴムのりが乾くのを待ちます

 

6.指でペタペタしないことを確認し、パンク箇所にパッチを貼り付けて

 

7.パッチの上から圧力をかける

(私の場合、ツール缶の上にチューブを置き、ハンマーの平面を使いパッチの上からハンマーのヘッドを持ちゴシゴシします)

 

このようになりました。

8.フチまで綺麗に密着しているか確認してから保護フィルムを剥がします

 

チューブの穴塞ぎ完了

パンク箇所にパッチが貼り付きました。

 

9.画像がありませんが、ホイールにチューブを嵌めてクリンチャータイヤを取り付け空気を入れてパンク修理完了

 

と、毎度のことなので、細かい画像は撮りませんでしたが、玄関前にあるGIANT CONTEND1にホイールを取り付けて完成!

 

パッチの塞ぎミスがあるかもしれませんので、数時間後にタイヤから空気漏れが無いかチェックして完全に直っているか確認して終了です。

 

 

さて、次はチューブラータイヤもパンクしているのでそちらの修理を。

 

チューブラーのパンク修理

先日の『乗鞍ヒルクライム2022』に出場したあと、その時のままのチューブラーホイール(チューブラータイヤ)で街乗りをしようと出発前に空気を入れたところでパンクに気がつきました。

別のクリンチャーホイールがありましたので交換して現在までそちらを使っていますが、チューブラーがパンクしたままでは精神的に落ち着かない。

この日は息子のパンク修理もあったのでついでにこちらのチューブラータイヤ修理もやってみることにしました。

 

チューブラータイヤの修理は、タイヤの中にチューブが入っていないので(というかタイヤそのものがチューブになっているので)、パンクしたらそのタイヤは修復できず、そっくりそのまま新品のタイヤに交換することになります。

 

こちらがチューブラーホイールのパンクしたタイヤ

 

チューブラータイヤの予備がありましたのでそちらを取り付けていきます。

 

Vittoria MONDIALE tubular 700×23c

リアホイール側には既に同じものが取り付いていますので、やっと前後でタイヤブランドが揃いました。

 

ホイールとは両面テープでタイヤが接着されていますので剥がす作業を行ないます。

 

隙間からタイヤレバーを突っ込み、剥がすきっかけを作ります。

 

ベリベリッと剥がしていくのに少しづつ剥がすのが手間なのでタイヤレバーを4本を駆使して広い面で両面テープを幅半分くらい捲りつつ・・・

 

タイヤが半分脱輪したところで一気に捲ると簡単に剥がれました。

 

殆どの両面テープがタイヤ側に貼り付き、ホイール側に残らなかったので楽でしたが、ちょっとでも油断するとテープが千切れ、ホイール側に貼り付いてくるので丁寧に剥がしていきます。

 

タイヤが外れました。

私のホイールはディープ60mmなのでバルブのコアを外して、エクステンションバルブを取り付けて延長させています。

タイヤ あるあるなのですが、

ホイールのバルブ出口の穴径とバルブ径にガタがあるために、走行するとバルブと穴が干渉して「カチカチカチ」と音が鳴るトラブルがあります。

 

私は穴とバルブとのガタを無くすためにバルブに『ストロー』を通しています。

これがイイ具合で隙間を埋め、バルブ、穴にピッタリとフィットしカチカチ音を無くすことができています。

 

旧タイヤからエクステンションバルブを外しておきます。

 

チューブラーホイール(フロント)の重量は?

チューブラーホイールの重量を量ることも滅多に無いので測定してみました。

タイヤとクイックリリースを外した重量は・・・

598g でした。

60mmディープホイール(F)ですが、たぶん軽いほうじゃないかと思います。

 

では新品タイヤにエクステンションバルブを取り付けます。

先端のバルブコアをプライヤーを使いネジって外します。

エクステンションバルブの先端に新品のコアを取り付けて、既存バルブを延長しました。

※エクステンションバルブが緩まぬようプライヤーできちんと取り付けること。

 

そして先ほどのストローを上から被せてバルブのガタツキ防止をしておきます。

 

miyata Tubelar Tape TTP-1

「ミヤタ チューブラーテープ TTP-1」を用意します。

(20m巻を買っておけば飽きるまで使えます(^^;))

ホイールのリムのU字部分に空気が入らないように注意しながらバルブ側から貼っていきます。

一周貼ったら末端の剥離フィルムを5cmほど剥がしておきます。

こんなイメージ。

タイヤに空気を軽く入れ、バルブ側からリムに嵌めていきます。

リムの山を越えるのがちょっと大変ですができないことはありません。頑張って取り付けてみましょう!

 

こんな感じ

ある程度空気を入れ、クイックリリースを持ち、回転させてタイヤが左右上下に振れていないか確認します。

まだ接着していない状態なので、この時にタイヤにズレが無いか最終微調整をします。

タイヤ位置が決まったら、剥離フィルムを引っ張りホイールとタイヤが両面テープで接着するようにしていきます。

ほぼ一周剥がし終わり、剥離フィルムを取り出して

 

空気を規定値まで入れてタイヤ交換が完成しました。

※このチューブラータイヤの場合書かれている通り「7~9BAR」の間で空気を入れます。クリンチャーより高圧になるので注意します。

これでチューブラータイヤの取り付けは完成。

 

チューブラータイヤとクリンチャータイヤとの乗り味は全く違います。
チューブラータイヤはハンドル操作が軽くなり、路面からの微妙な振動、挙動を抑えることができ、路面をしっかりと捉えトレースした走りになりますので非常に快適な走行が楽しめます。(と私の主観ですがそのように思っています)

 

ということで、この日の午前中は2本のタイヤ交換を終了。

 

・クリンチャーのチューブの修理にはパッチで穴塞ぎ。

・チューブラータイヤの修理はタイヤ1本丸ごと交換。

作業はそれぞれ違いますが、知識として覚えておけば出先でも慌てる事無く対処できるようになります。

うちの息子のように「タイヤ交換なんてできない」と何もやらないうちから言うのでは無く、何事もこの機構はどのようなカラクリでできているのかな?と常に疑問を持って機材を使ってもらいたいものです。(と父親の立場からの不満です。。。)

 

ということで、午前中は終了。

午後は暇をつぶすのに「お絵描き」をしていました。

(前回のブログ記事につづく流れになっています)

 

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