テレビのリモコンボタンの反応が鈍いではないか!接触不良を直してみよう!

日常

私のボロいテレビ、、

ちょっと前からテレビのリモコンボタンの反応が鈍くなってきているんです。。。

4chと6chの反応が悪く、ボタンをぎゅっと押さないとチャンネルが切り替わらない(>_<)

何とかしなきゃ・・・・

 

14年前のテレビ

私のテレビは

『TOSHIBA 37H3000』

2007年製で14年前のもの。

その頃はアナログ放送からデジタル放送の切り替えの時期でテレビ需要があったときに買ったものだったかと思います。

スペック:
TOSHIBA 37H3000
画面サイズ:37インチ
種類:液晶テレビ
画素数:1920×1080
録画機能:内蔵HDD(300GB) 

 

ハードディスク300GB内蔵テレビなので今では容量は少ないほうなのですが、HDD付きの大きな利点として、一つのテレビリモコンで簡単に録画&再生できますし、容量がいっぱいになっても古い録画データから勝手に(ロックを掛けなければ)消していってくれるので容量を意識することなく家族が適当に録画してリビングで快適に使うことができていました。

 

そんなリビングのテレビも、2020のオリンピックが来る前を意識して、4K三菱テレビ(ハードディスク付きが便利なのでこれもハードディスク内蔵&ブルーレイ内蔵というスペック)を購入。

そのお下がりで私の部屋に旧テレビがやってきたってことです。

 

自分の部屋で使っているこのテレビリモコンも、ここのところボタンの反応が悪くなってきていました。

面倒くさいけどやってみますか?

 

ってことで頑張ってリモコンを分解してボタンの接触不良を直してみようと思います。

 

リモコン外観

HDD付きテレビなので普通のリモコンよりボタン点数は多め。

また、アナログ放送の頃なので余計なボタンがありますよね、

やたらと長いリモコンです(;^ω^)

 

修理道具

分解する前に必要な道具を揃えます。

・アルミホイル 

・ハサミ 

・両面テープ 

・ギターのピック

・精密マイナスドライバー

 

ケースを開ける

リモコンケースの本体と上カバーは嵌め殺し(溝とフックが内側で勘合して外からは外れない仕様)になっておりますので、マイナスドライバーで溝をムリやり開き、ピックを差し込みながら(又はプラスチックカードを挟み)勘合部を開いていきます。

※フック、溝を破損しないように注意します(私は1か所折ってしまいました(>_<))

 

ピック2枚とマイナスドライバーを使ってこんな感じで進めます。

 

どうしても外れない箇所が!(>_<)

完全にネジ無しかと思っていたのですが、よくよく見るとこの部分に2個の小さいネジがありました。

 

ネジ2個を精密ドライバーで外し、カバーを外しました。

基板を外す

基板が3か所のネジで取り付けてありましたのでこのネジも外して開けてみると・・・

 

 

これはゴムラバー接点のリモコンとちょっと違うぞ!

 

金属のペコスイッチがいっぱい付いているものでした。

現在ではリモコンにこんな手間の掛かった高価になる手法は取っていないと思います。

シリコンラバーの凸部分がコンタクトの導通カーボン接点になっており、金属のペコスイッチは使用していない安価な作りになっています。

 

ボタンはプラスチック部品でゴムラバー一体物ではない別パーツになっており部品点数が多く、この頃のリモコンはかなりのコストが掛かっていたものと思われます。

ボタンだけの製作金型は数点もあるものと思われます。

※ある程度のスイッチは共取り金型で製作されており、透明ポリカーボ(アクリル?)パーツの裏には各カラーの塗装までされているといった手の施しよう!

プラスチック部品の洗浄

さて、感心していないで進めましょう。

パーツがバラバラになったので水洗いで埃を落として乾かしておきます。

乾いた後、細かい汚れを取り除きました。

 

アルミホイル接点

今回の本題です!

 

スイッチの接触不良を改善するには

・接点の汚れを無くす

・接点をスプレー式「接点復活剤」を吹きかけ、接点の接触を復活させる

に尽きるのですが、別の方法で

・「アルミホイル」で接触させる

というやり方があります。

 

そのやり方を実践してみましょう。

アルミホイルに両面テープを貼ります。

ペコスイッチの上からゴミが入らないよう透明シートで貼り付けてあるのですが、それでも反応が鈍いので、ドーム型の金属ペコの内側に目に見えないほどの凹凸があり、面で押すことができていないのが原因ではないかと思われます。

よって防塵シートをカッターで剥がし、ペコの内側、接点を一度キレイに磨き、小さく切ったアルミホイルを・・・

ペコの内側に貼り付けます。

 

4チャンネルと6チャンネルの接触が悪かったので、4チャンネルの裏側にアルミホイルを貼り、

6チャンネルの接点にも貼り付けました。

ペコスイッチのフィルムフタを閉じます。

※このあと電池を取り付け、スイッチがうまく入るか動作確認をしました。

※このアルミ接点の手法はシリコンカバーの接点にも使うことができます。

アルミホイル付きの4チャンネルと6チャンネル部分だけペコスイッチの「コキッ」としたクリック感はアルミホイル+両面テープの厚みがある分無くなってしまいましたが逆に反応が良すぎるほど!

 

直りました!!

イイかんじです!

 

組み立て

では、逆手順で組み立てていきます。

 

分解前に撮影した写真を見本に、ボタン位置を間違えないように実装。

シリコンカバーを乗せます。

基板を乗せ、3か所のネジを止めます。

 

完成!

カバーの嵌め込みは簡単です。

嵌め殺しなのでぱちっぱちっと押し込めばガタツキなく密閉された最初の形に戻ります。

※このリモコンの場合、2か所のネジも忘れずに取り付けました。

完全復活です!

これで全チャンネル、ストレス無しでチャンネルサーフィンができるようになりました(^^)/

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました