私が使用しているビンディングシューズ『SIDI KAOS』
購入したばかりの新品時の画像
ヒールの赤いゴム部分を見てください。
このようにヒール部分がネジで取り付けられ交換できるようになっています。
SIDIは良く考えられていて、長期で使用してヒール部分が削られても消耗部品としてパーツ購入することができるので大変助かっていました。
SIDIのヒールは傷みやすい!
右側がSIDIのパーツ交換したヒール部分。交換後ある程度使用した時の状態。
ちなみに右側は『MAVIC コスミックボア』のヒール。高さも無く交換できない一般的な仕様。
でもなぜなんだろう、SIDIの交換用のパーツは赤いヒール部分の面積が購入時の形状と違い、V型の馬のヒヅメのような形で、接地面積が少なくてあまりにも頼りない。
たぶん別メーカーのヒールよりもゴムの硬度が柔らかめになっていると思われ、割とすぐ削れてきて交換してもそれほど長く持ちません。
最近の私のシューズはこのような状態
シューズのソール部にもキズが付き、ネジ頭も削れていている始末。
既にとっくに交換時期が過ぎています。
MAVICシューズを新しい状態で持っていますが、SIDI KAOSのほうが履き心地が良く、数年前から二足目に渡り履き続けていますので出来ればまだまだ使っていきたい。
でもこのヒールの耐久性の弱さは何とかならないものなのか?
と思って、前回からAmazonの買い物かごに入れてキープしていたSIDIシューズ用(社外品)の
アップヒール
というものがあるんです。
コレを購入してみました。
シャレでこういうものもあるようです。
SIDI用 アップヒール
「UP HEEL」というブランドのロード ラバーヒール!
何の変哲もないノーマルのSIDIの赤ヒールにも見えますが・・・
ほれ、この通り!全部ゴムでできており凄く分厚い!!!
ヒールの高さを測っていないのですがノーマルのヒール高より3倍ほどあるんじゃないのかな?
今後、雑にどれだけ削っても数年間は持ちそうです。
カッコ悪さ?はあるかもしれませんが・・・
別にも良い面がありそう
ビンディングシューズってシューズにクリートを付けたらシューズの後ろ側が下がってしまいますよね。
なので、どのメーカーのシューズでもクリートを付けたら立ち姿勢では踵荷重になり、普段の時より真っ直ぐな姿勢になれず、それを補う形で膝が多少曲がった姿勢になってしまいます。
ロードバイクあるあるですよね。
この高さがあるヒールだったら、もしかしてヒールの耐久性を上げるだけで無く、バイクから下りた立ち姿勢にも良い方向にメリットがあるのではないでしょうか?
SIDI ヒール交換
何はともあれ、交換作業を行なってみます。
そのままでは削れたネジ頭にプラスドライバーが入らないのでヒールの一部をカッターで削り取り、プライヤーが掛かるようにして回していきネジを外しました。
アップヒールのネジをプラスドライバーで取り付けて完成。
どうでしょう? このヒールの高さ!!
左が純正品の交換パーツで左半分が削れていますが、新品の状態でも右半分ほどの高さ(5mmほど?)しかありません。
そのヒールがシークレットブーツのように3倍以上の高さになりました(^^;)
両方交換した画像。
ちょっとカッコ悪いですかね?
でも自分が思っているほど他の人はそこまで人の足元なんて見ていないのかもしれません。
私のシューズ、黄蛍光色カラーも紫外線で色褪せてきてしまっていますが、ヒールさえ交換すればシューズ機能としてはまだまだ使えそうです。
先ほどの話の通り、シューズにクリートを取り付けると姿勢が後傾になってしまいます。
しかし、この画像を見てください。
アップヒールを取り付けてサイドから見るとヒールの高さがクリート分の高さがありますので、一般のシューズのようにヒール面が地面とほぼ水平になりました。
アップヒール レビュー
実際にこれを取り付けてロードバイクで走りに行きました。
バイクから降りた立ち姿勢、
今までが膝を曲げて体を起こしていたのですが、膝を曲げない普通の姿勢で体を真直ぐに保つことができました。
ビンディングシューズなのにこれには感動!
元々の交換目的は「耐久性があるヒールに交換する」でしたが、オマケの別のメリットまでありました。
このアップヒール、バイクを下りても膝を曲げる事無く真っ直ぐ立てるので、立ち姿勢も今までになく安定し、歩行移動も比べ物にならないくらいに楽になりました(^^)/
(シークレットブーツのように10㎜ほど踵がアップし多少景色も良くなったかな?(^^;))
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