事故から1.5か月
交通事故に遭い「第2,第3脊髄圧迫骨折」全治3か月の診断を受け、現在で約1.5か月ほど経過したところ。
退院してからは骨が固まるまでコルセットで腰が曲がらないように胴体を固定しているんですが、痛みはまだ続いているので、やはりもう1.5か月はコルセットを着けて様子を見る必要がありそうです。
腰の痛みの様子を見ながら「ウォーキング」「屈伸」と脚の筋肉が以前の状態に戻るようリハビリを行なっています。
仕事はというと・・
まだまだ丸一日出社することは難しく、長時間起きていると腰に痛みが蓄積してくるので(数回ほど半日出社もしてみましたが)、了解を得て「テレワーク」で自宅から仕事復帰させてもらっています。
自転車に復帰したい
前回のブログ記事で、コルセットをしたまま試しにロードバイクに乗ってみました。
その後いろいろと考えてみたんですが、時期的にはまだまだロードバイクに乗るのは早かったかもしれません。
骨が固まっていない段階でロードバイクで走るのは心配を掛けている家内の手前、又、保険会社の手前、「安静にしているべき患者がリスクを負った行動を取るべきでは無い」と考えを改め、ブログのその後はロードバイクには乗らず、1日2回のウォーキング+屈伸運動に徹していました。
しかし、その時にロードバイクに乗った手ごたえとして、腰が骨折していても体の前傾姿勢を取らなければ、ペダルを漕ぐ分には腰に殆ど痛みは無く負荷が掛からないということがわかりました。
腰が辛くないんだったら安全にロードバイクに乗る別の方法は無いものだろうか・・・
足漕ぎボートでリハビリ?
私の散歩コースに大きな池があります。
こちらには「サイクルボート 30分600円」「スワンボート 30分800円」があり、ファミリーやカップルの方々がボートに乗りに来ています。
これだ!
このボートってペダルで漕ぐから自転車と一緒の運動ができる!
上体は真っ直ぐに起きているし。
一人で30分も漕いでいたらトレーニングになるんじゃないの?
なんて思ってみましたが、そもそも一人で乗りに来るモノ好きなんかいないし、二人以上じゃないと乗せて貰えないかもしれない。
いやいや、それ以前に一人でボートに乗るなんてトレーニングといえど傍から見たら寂しすぎるか・・・
と借りるところまで考えてみましたがやっぱりやめにしました。
あ?そういえばローラー台が・・・
ペダルを漕ぎたい。
ちょっ待てよ・・・
そうだ、思いっきり忘れていたけど
自分って「自転車のローラー台」を持っているじゃない!?
ローラー台を探してみる
ローラーがあればロードバイクで外に出ないまでも、家の中でペダルを漕ぐトレーニングができる!
普段からローラートレーニングしている人から見たら滑稽かもしれませんが、私、ローラーを持っておきながら、「ロードバイクと言えば外で走らせて当たり前」とそれだけの頭しかありませんでした。
(そうか、部屋で自転車に乗ればいいんだ!)
持っているローラー台というのは、従弟のTくんから「GIANT TCR2」を(タダで)譲って頂いた時に他の付属用品と一緒に貰ったもの。
ローラーがそもそも嫌いな私は数回しか使用せずに倉庫に仕舞ったままで忘れていました。
(なので7年も続けているブログですがローラー台の記事は一つも無く今回が初めて)
随分古いローラー台だけど、今回のリハビリのために引っ張り出してみようか。
駐車場の倉庫を探してみます。
ホイールを外したフルサスのJAMIS MTBがありますが、ローラー台はどこなんだろ?
こちらにありました! 赤いフレームの折り畳んだもの。
数年ぶりに部屋に入れてみよう。
MINOURA MAG500
腰に悪いので重いものは持ちたくないのですが、がんばって自分の部屋まで運んできました。
十数年前?のモデルか知りませんが、今時こんな古いローラーを持っている人もいないかと思います。
負荷チェンジ用レバーも無い、自転車に乗る前に負荷設定するタイプになります。
こちらのGIANT TCR2(2002モデル)に取り付けてみよう。
ローラーなんて久しぶり。何が必要かを思い出して並べてみました。
ローラー台(専用クイックリリース付属)、前輪を固定するやつ(マグライザー)、シューズ、新聞紙(汚れ防止)
GIANT TCR 自転車復帰リハビリ号
専用クイックリリース(鉄棒の強化型のリリース)に交換しローラー台に取り付けて、ローラーをタイヤに接触調整、乗車前に負荷を設定。フロントタイヤをマグライザーに乗せます。
コルセットを付けて腰が曲がらない状態になっていますがレーパンを履いてバイクに乗ってみます。
さて、うまくいくか・・・・
(ウォーキングを頑張ったので入院でやせ細った脚もちょっとは太くなったかな)
ポジションを見るためカガミまで運んできて・・・
な、なんとか乗れた!
やはり腰が曲がらないのでハンドルが遠く、手が突っ張ったままの素人乗りな感じ(苦笑)
でもトレーニングできないかと言えばそんなことは無く、ブラケットポジションでも何とかなる。
上ハンを持つと少しは楽になるので15分~30分ほどで様子を見てやめようと思っていましたが・・・
結構夢中になり(っていうか自転車でペダルを漕げるのが嬉し楽しくて)、そのうち汗が噴き出てきてTシャツを脱ぐほどに。
今時の皆さんご利用の「ZWIFT」であれば楽しいんでしょうが、私のバイクとローラーはGARMINのセンサーも付けてなくデータが判らない。
それでも久しぶりに乗るロードバイクの感覚!ワクワク感が止まらない。
(やっぱり自転車のペダルを漕ぐのが好きなんだな・・)
腰にはそんなにダメージが無いようなので、1時間を目標に頑張ってみることにしました。
このようにハンドルから手を放すと腰には随分とやさしい。
ガチのレースでタイムにこだわってローラートレーニングに励んでいたわけでは無かったので、もうローラーに乗ることは無いと思って片付けていたんですが、まさかこんなリハビリの状況になって引っ張り出すことになるとは思ってもみなかった。
場所を取るので片づけようと思いましたが、あれほど嫌いだったローラーの楽しさがわかってきたような気がします。
なのでこのままリハビリのためにいつでも乗れるようにローラーを出しておいてみよう。
ヒルクライムに挑戦したい
今年は「乗鞍ヒルクライム」(8月29日)に出場する予定でいましたが、このように交通事故の怪我により出ることができなくなってしまい、いつも乗鞍に同行させて頂くグループには残念ですが泣く泣くキャンセルを入れさせてもらいました。
本来であれば今日あたり、乗鞍のヒルクライムトレーニングをしていたところだったのに・・・
ちょっと前までは
「2箇所も腰骨が折れていたらもうヒルクライム復帰はかなわないもの。少しの坂道も登れないんじゃないか。
「富士ヒル」も「乗鞍」ももう二度と登ることはできないんじゃないか?」
と思い、落ち込んでいましたが、前回試し乗りしたところ(平地ですが)まだまだペダルは漕げそうな手ごたえがあり安心しました。
こんな体でコルセットが外れたわけではないので何とも言えませんが・・・
できることなら
来年の「富士ヒルクライム」までにはトレーニングを積んで
またあの「ブロンズリングの景色」を目指して進んでいけたら最高なんだろうなぁ
とほんのちょっとの夢を見始めるまでになりました。
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