前回からの続き、ギターのメンテナンスの話になります。
サドルを作ってみる
弦を交換するのが主な作業なんですが、この際なので微妙に弦高を低くする改造をしてみたいと思います。
息子からギターを貰った時に弦を全部外した形で受け取りましたが、その時にサドルが本体から外れて欠落している状態でした。
どうも引っ越して実家に戻ってくるときに落っことして紛失したようです。
仕方が無いのでやっすい中華ギターからサドルを移植して使っていましたが、そのサドルとYAMAHAギターのサドルと形状が違っていたようで弦高が上がってしまっていたんです。
イレギュラーで中華製メーカーのサドルを取り付けたため、私のギターで12フレットの弦高が2.8㎜くらいになってしまい標準から外れてコードが押さえづらい状態になっていました。
少しでも楽にコードを押さえやすいように、サドルの材料を購入し自作で加工を行ない、フレットから弦の高さを下げる改造を行なってみたいと思います。
見本になるサドル形状の上側の弓形形状を加工をする材料2個を油性ペンでけがき、1個は底面を削るようにします。
大きく削るところはバンドソーで削り落とし、万力と鉄ヤスリを用い近い形状にしていきます。
最後はカドがRになるように弓形になる部分を仕上げていきます。
本来では丁寧に紙ヤスリで最終仕上げをするところですが、正直面倒くさかったので適当なところで良しとし、何とかいくつかのパターン形状を作り上げました。
これだけ作れば、ギター3台ありますが、失敗を含めても何とかなるでしょう。
実際取り付けた画像はありませんが、3個加工したうちの1個が低すぎてフレットに近すぎて失敗!
他の2個は弦高が
・6弦:2.3㎜
・1弦:1.8㎜
と標準より低くなってしまいましたが、いい塩梅でコードが押さえやすくなりました。
これで良しとします。
ポリッシュで拭き上げる
3台のギターの弦を外しました。
ギターポリッシュを購入しましたので、ポリッシュをギターに垂らし、一気にクロスで拭き上げます。
フレット面など普段掃除し難い場所も弦が無いので、ここぞとばかりに3台を磨き上げました。
数十年ぶりのギターポリッシュの香りは懐かしい気持ちにさせられました。
(ギターにハマっていた昔は良く手入れしていたんですけどね)
12弦ギターを張り替え
12弦ギターから張り替え作業を行なっていきました。
12本もあり手間が掛かったので画像を撮ることもせず詳細は省きます。
弦を張る途中の段階
12弦張り替えた状態
最後に余分な部分をカットしてできあがり
このあと、チューナーを使い12本をチューニングをするのですが、ここで大失敗!!
4番目の弦を切ってしまいました!
それだけでもショックでしたが、
その後のチューニングでも6番目の弦も切ってしまいました!!
せっかく12弦を新品にして数十年ぶりに12弦を弾けるかと思っていたのですが、弾く前から残念なことに
10弦ギターになってしまいました(泣)
悔やみながら次に進みます。。。
YAMAHA 6弦ギターの張り替え
6弦ギターも張り替えていきます。
こちらも弦も張り替えて出来上がり。チューニングで切ることはありませんでした。
自作サドルを入れ、弦高2.3㎜でいい感じでポジションが決まりました。
中華製 6弦ギターの張り替え
最後に中華製Sepia Crueの弦の張り替えを行なって・・・
こちらも張り替え終了です。
こちらのサドルは元のサドルに戻して弦高はほぼ2.0㎜標準値となりOKです。
3台のギター、合計で一気に弦を24本張り替えました。これには疲れた。。。
<疲れたので続きます>
コメント