アコースティックギターのメンテナンスをしてみる ③

音楽

前回からの続きです。

アコースティックギターのメンテナンスをしてみる ②
前回からの続き、ギターのメンテナンスの話になります。 サドルを作ってみる 弦を交換するのが主な作業なんですが、この際なので微妙に弦高を低くする改造をしてみたいと思います。 息子からギターを貰った時に弦を全部外した形で受け取りましたが、その時...

3台のギターの弦の張り替えが終わりました。

 

購入品のレビュー

チューニングまで済みましたのでさっそく弾いてみることに。

 

YAMAHA 12弦ギターは・・・

残念なことにチューニング時に弦を2本切ってしまい、12弦を試す前から10弦の音になってしまいましたが、久しぶりに聴く12弦(10弦)は6弦とは違い、音の広がり、1オクターブ上の弦の繊細な響きに感動です!

 

部屋から漏れる音を極力小さくしたいと思っていたのですが、6弦ギター以上に部屋中に反響する大きな音量!

12弦(10弦)なのでそれはツインギター並みの倍近い音になっており、賑やかなギターが出来上がりました。

 

音色に関しては音の広がりが出て言うことは無いのですが、メリットばかりではありません。

12弦ギターは倍の弦を張るので6弦よりネック反りを防ぐために、フレットの幅を広く、ネックの半丸グリップ部を太く作っています。

実際に数曲を弾くと、指ひとつで2本の弦を押さえるので力が要りますし、コードを押さえるのもフレットの幅が広いこととネックが太いことで手のひらを大きく広げる必要があります。

手のひら全体の力、握力も必要となってきて、手全体が結構疲れてきます。

 

やはり、気が向いたときに使う用のギターでしょうか、

基本は6弦ギター、サブとして12弦ギターで気が向いた時遊んでみる、という使い方になりそうです。

 

YAMAHA 6弦ギターは・・・

YAMAHA6弦ギターは従来の錆びて汚れた弦から新品の弦に交換しただけで明るい反響する音に変身しました!

弦メーカーを替えたこともあるかと思いますが、パワーがある伸びる音になりました。

弦高も調整しましたのでコードを押さえるのが楽になりました。

新品の光沢のあるブロンズ色の弦に替わったことはやっぱり嬉しい!

 

Sepia Crue 6弦ギターは・・・

ヤマハギターとこちらの中華製のギターでこうも音が違うとは!

同じ弦のハズですが、音に軽さがあり低音&高音の響きがあまり無く、中音域で割と大きい音が出ます。

比べてみてYAMAHAギターの音の良さを改めて再認識しました。

但し良いところもあります。

こちらのギター、本体の大きさからネックの太さがYAMAHAより小さくできあがっており、ギターの抱え込んだ感覚がコンパクトにフィットし、またコードポジションも最小限の力で簡単に抑えることができます。

ボディが小さくネックが細めに出来上がっているので、初心者、体の小さい女性の方には、ぴったり合っているんじゃないかと思われます。

 

自作ピック

クリアファイルでピックを自作してみました。

以前自作していたピックはまさしくクリアファイル(半透明)のファイルを2枚使って両面テープで貼り付けて使っており、そのピックの柔らかさがギターの音を小さくする効果に役立ち使用していました。

ただ、見た目がダサいところや半透明なため、置いた場所で見失う場面が多々あり何とかしたいところでした。

 

そこで色付きのクリアファイルを見つけて作ってみることにしました。

ファイルの内側を両面テープで表裏2枚を貼り付けて置き、
一部をカットし、

ピックの形に形をトレースし、ハサミでカットして出来上がり!


1回の作業で3個のピックが完成しました。

丁寧に作業する場合はカットした面にヤスリ仕上げしたほうが良いかもしれません。

 

調整機構付きカポタスト

こちらは購入して良かったパーツ。

手持ちのカポは調整機構が無いため、1弦がビビることが良くありました。

もうちょっとバネの保持力が強かったら。。
と思ってググってみると、バネ強度を調整できるものがありました。

 

実際に使ってみると標準では確かに弱い感じはありましたがバネの強度を上げるとうまい具合に使えるようになりました。


12弦ギターでもこのカポで使えています。

 

サウンドホールカバー

消音機を探していると穴を塞ぐこのようなものがあったので購入。

 

YAMAHAギターにはぴったりと嵌らず、ゆるゆる気味だったのでポロっと取れないように縁にテーピングして軽く勘合するように調整しました。

標準の音とカバーをした時で比較してみると・・

「低音の響きが抑えられて音が静かになった!」

 

効果がありました!

極端に昇温されたわけではありませんが、ホール内で反響すべき低音が小さくなり、全体的にシャカシャカ音になりますが低音が無くなる分、部屋から漏れる音が少なくなったかと思います。

弦の振動を抑えているわけでは無いので音自体の響きは変わらずきれいな弦の音そのままです。

 

ミュートパッド

これが購入前から疑問の、、消音機と銘打っていた眉唾のグッズ。


取り付ける前から、こんな分厚いエラストマー製の弦押さえで果たして音が鳴るのか?
と疑問でした。

 

実際にサドル近くに取り付けて弾いてみると・・


「ボンッ!」と音が止まり、殆ど反響せず、弦をカッティングしている音のようで確かに音は大きくしなくなりましたが弾いていても面白くありません。

深夜に弾くのでしたら練習になるのでしょうが、コードを押さえても殆ど音が鳴らないので疲れるだけで弾く楽しさを見つけられませんでした。

始めの数分使ったのみでこの先使うことは殆ど無いグッズとなりました。

 

 

今回ギターパーツをまとめ買いしてひと通り使ってみました。

不満があった部分がある程度クリアできたので今回のメンテナンス作業は自分にとって効果がありました。

 

ギター環境での不満が70%のところ、30%まで抑えることに成功した!といったところか。

この状態でギターを楽しんでみることにします。

 

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