10月13日のニュースで死傷者が出るというショッキングな観光バスの事故の報道がありました。
富士山須走口五合目からの下り、バスがコーナーに乗り上げ横転し、女性1人が死亡、60代~80代の女性3人が重症を負ったそうです。
事故現場はあの富士山観光で有名な須走『ふじあざみライン』
下りの馬返しバス停付近で起きてしまった事故でした。
このニュースの映像を見て驚きました!!
私が過去に写真撮影していた場所が現場になってしまいました!
観光バス横転事故
今回観光バスの横転事故が起こった「馬返しバス停」付近
横転した観光バス=2022年10月13日、静岡県小山町須走、静岡県警提供より
2017年7月 私がロードバイク試走時に撮影した現場
5年前に同じ場所で撮影していたものです。
まるでここで事故が起こるのを予言していたかのような指を指しているポーズ。
自分って予言者か?? 何気ないポーズですがちょっと怖くなりました。。
上の画像の左コーナーの先に「馬返しバス停」があります。
この馬返しバス停を過ぎて、右コーナーを下ったところで横転したと思われます。
上の写真から1年後の、
2018年6月 私がロードバイク試走時に撮影した現場
※2018年3月にこの場所で「土石流」が発生したために2017年の画像とは違い、黒い土色になり、以前とは風景が変わってしまいました。
あざみラインは極端に勾配がキツイ坂道で、細かいつづら折れがあるコース。
下山では-10%~-22%の下り坂が殆どです。
自転車でも、バイクでも、自動車でも、それこそ大型バスこそ慎重に下らないと大変な事故が起きてしまいます。
ただ、この事故を見てちょっと腑に落ちない点は、勾配が緩くなる大きな右カーブで事故が起こりました。
勾配がキツイ下り坂の小さいコーナーでは無く、緩い大きなカーブでです。
なぜ?
ニュースの中では「フェード現象か?」とも言われています。
この場所に辿り着くまでの下りで、過酷なブレーキを使用していたために徐々にブレーキが利かなくなり、この緩めのコーナーで速度を落とすことができずに路肩に突っ込んだ・・ということなんでしょうか?
事故の原因、詳細が待たれます。
私がそれぞれの場所で撮影していた「あざみライン」
過去にさかのぼって、ここのあざみラインのコースをいろいろな角度から撮影しておりましたので
これを機に一挙にあげてみます。
私が愛してやまない『ふじあざみライン』
ふじあざみラインと言えば、私が愛してやまないヒルクライムコースです。
日本屈指の「S級レベルの激坂」と呼ばれ、急坂過ぎて自転車で登るのがやっと。
初心者の自転車乗りでは五合目まで攻略するのは難しいかもしれません。
このコースを舞台とした『富士山国際ヒルクライム』レースもコロナ前の2019年まで開催されおり、私も他の坂バカ鉄人選手の方たちと一緒に参加していました。
一度参加してみるとあざみラインの魅力に取り付かれてしまい、その後、大会前に試走に行ったり、あざみライン用にスプロケを換えたりとハマっていくようになっていきました。
2014年8月
この時に仲間と一緒に自転車で初めて「ふじあざみライン」を登ってみました。
私51歳。
こんな急勾配の坂道とは知らず、ロードバイクは34-25Tの旧スプロケ10枚のギヤ比。
バランスを保つのがやっとの低速度で、足付き無しでギリギリゴールできました。
私が体験したことのない急勾配に魅せられた瞬間でした。
(今考えてみても、よくMAX22%のあざみライン勾配を34-25Tで登れたなぁって思っています。凄くないですか!?)
2016年5月22日
第13回 富士山国際ヒルクライム
Hくんと一緒に始めてあざみラインレースに参加した時です。
始めてでしたがレース中に脚攣りが発生したにも関わらず、五合目ゴールまで足付き無しで登ることができました。
この時はサポートで見学に来てくれていたKくんがカメラマンになって私を撮影してくれました。
レースで蛇行して坂を登った体験をしたのが初めてだったのでびっくりしました。
2017年6月26日
第14回 富士山国際ヒルクライム
みんカラの「海鮮丼さん」と参加しました。
海鮮丼さんにゴールシーンを撮影してもらいました。
この時はライバルの海鮮丼さんとタイムがほぼ同じくらいだったので笑えました。
私の中で記憶に残ったレースの一つに入ります。
2017年7月8日
「打倒!あざみライン!!」
スプロケを34-28Tから「34-32T」に交換したので試走に行ってみた時
レースではチェックポイント、給水場所になる「馬返しバス停付近」
残念なことに今回の観光バスの横転事故現場となってしまいました。
購入して初めて試してみた11-32Tのスプロケットは「打倒!あざみライン」に蛇行を半減させる素晴らしい効果がありました!
2018年6月4日
富士山国際ヒルクライム試走
一人で出掛けてみました。
道の駅すばしり付近のスタート地点になります。
下山途中、「馬返しバス停付近」の右コーナーで休憩
あまりにも急な下り坂なのでカーボンホイールがブレーキ摩擦熱で高温になって危険なため、この場所で「ホイール冷まし休憩」を入れます。
無理をするとバスのようにフェード現象が起きて(特定されたわけではありませんが)ブレーキが利かなくなる可能性があります。
また、カーボンホイールが高温になると割れて破壊される原因にもなります。
20%勾配ポイント
画像ではそれほどには見えませんが20%越えの勾配コーナー。
私の場合、この場所での登りは道一杯に使って蛇行走行で進んでいきます。
大型観光バスの下りはこの狭い20%ダウンヒルをブレーキを目一杯利かせ下りていくことになります。
2018年6月17日
第15回 富士山国際ヒルクライム
Hくんと参加しました。
前回参加の海鮮丼さんが見学に来てくれ、撮影して頂きました。
五合目なのに雲が殆ど無く、珍しく温暖で富士山が綺麗に見えたシーン。
この時は絵になりました。
2019年6月1日
富士山国際ヒルクライム試走
「Mt.富士ヒルクライムのブロンズジャージ」を着込み、1人気合を入れ試走に出掛けてみました。
何故か覚えていませんがこの時前輪チューブラー、後輪クリンチャーで走っていたようです。
2019年6月23日
第16回 富士山国際ヒルクライム
Hくんと参加しました。
この時は「チャリダー☆」の坂バカ女子部が参加しておりとても賑やかでした。
このように急勾配を下山するため、「ホイール冷まし休憩」ポイントを2、3箇所作り、事故が起こらないように、日本一急坂のダウンヒルをスピードを出す事無く、できるかぎり安全に下山していきました。
今回はふじあざみラインを自転車で登った時の過去の画像を纏めてあげてみました。
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