先日、サイクルシューズ『MAVIC コスミック ボア』を購入しました。
そのシューズにオリジナルペイントをしてみたので、外に出ての塗装の仕上がり確認と、現在まで使用している『SIDI KAOS』のシューズ比較レビューをしてみたいと思います。
マヴィックを履いて試走に行ってみた
新品の状態から「MAVIC」のロゴを『染めQ オレンジ』でスプレー塗装をしてみました。
そしてシューズの履き心地を見るため、試走に行ってきました。
塗装の具合はいいかんじ?
外に出て改めて塗装状態を見ると、濃かったかな?と思っていたこのオレンジ・・・
これが
これに。 薄めに出ておりイイ感じ!
前回までは部屋の蛍光灯の下で見ていたので濃く見えていたのかもしれない。
明るい外でちょうど良い色になっていたようですね。
これじゃあOKです、イメージ通りに仕上がったみたい(^^)/
乗った感じでも撮ってみました。
いいんじゃないでしょうか(^^)/
靴下がダサいのはすみません勘弁してください、寒かったので今日履ける厚手の靴下はこれしか無かったんです(^^;)
で、ぐるっと往復40Kmくらいを試走してのシューズレビューです。
MAVIC、SIDIシューズ比較
「MAVIC コスミック ボア」と「SIDI KAOS」のシューズ比較をしていきます。
※この2種類しか比較していないのでそれ以外のシリーズのことはわかりません、私の主観で進めていきます。
カーボンソールの硬さ
履き心地等は後ほど述べますが、性能として明らかに違うと感じた部分は、
カーボンソールの剛性がSIDIより柔らかい!
大きくしなるわけではないのですが、普通に踏み込んだ場合でも微妙にソールが歪んで踵側に力が逃げているのがわかります。
逆に言うとSIDIのソールはガチガチの固めにできており、踏み込む力が全てつま先側のペダルに全集中するようになっているようで、私にとってSIDIのソール作りのほうが合っているようです。
数年も乗りなれてきたSIDIのカーボンソールなのですぐに変化に気が付きました。
価格との関係もあるとは思いますが、ちょっとMAVICで残念に感じたところ。
BOAダイヤル
BOAダイヤル1個で締め具合の調整ができるのが良い!
SIDI KAOSでは調整が2箇所、
また別のタイプになると3箇所と調整手間が増え、またそれに付随するパーツで重量が増し、シューズ形状も複雑になってきます。
その点、コスミック ボアはBOAダイヤル1個でパーツも少なくシンプルなシューズ形状になっています。
調整は、ダイヤルをネジってワイヤーを締めこみます。
ダイヤルを1クリック上方に引っ張るとワイヤーが解除されるのでシューズを脱ぐときは超簡単。
SIDI KAOSでは解除方法がややこしく、こうはいきません。
画像はSIDI KAOS
履き心地、サイズ感は?
履き心地はどうなの?って・・・
まず前提として、
靴のサイズが思ったより小さめでちょっときつめのものを選定してしまった!
という大失敗がありました!(>_<)」
私の足のサイズが26.5cmなのでちょっと大き目の「27cm」がいいかな?
と注文時にMAVICのサイズで「27」を選択。
届いてみたらなんとびっくり! ちょっとキツイ!
で実際の箱のサイズを確認してみると、42 2/3というサイズ。
MAVICのサイズ表を見ると「42 2/3」で27cm、「43 1/3」では27.5cmでしょ。。
であれば良さげなはずなんですけど・・・
一方、SIDIの履いているサイズは43。自分はこれでちょうどいい。
SIDIのサイズ表では「43」で26.5cm、「43.5」では26.75cmになっている。
このあたりメーカーによって対応サイズが違うのでどれを信用していいのか・・・
信用してもサイズが小さいとか・・・
なぜなんだろ?と思ってAmazonのレビューを改めて見てみると「1cm大き目を選定したらよい」と書かれているじゃないですか。
それにしても26.5cmの足だったらMAVICの27cmでもキツクて
27.5cmとか28cmを選ばなくてはいけないのかって?
今後MAVICのシューズを選ぶのが怖くなります。
小指側の広さは?
あと、小指側の広さの部分ですが、私も日本人独特な「幅広甲高」な形状の足の持ち主。
SIDIでは問題無かったのですが、MAVICは小指側がほっそりと詰まった形になっているので小指で踏ん張るインナーソールに余裕がありません。
女性がハイヒールを履いている、もしくはトイレのビニールスリッパを履いて小指が倒れ込んでいるような形になってしまいました。
サイズがそもそも小さめだったことを踏まえてもシュッと細目にできているので私のような「ばんびろ」な方は試着するなどの注意が必要。
今回のような厚手の靴下をはいた場合まで想定してサイズ決めをするのが良いかと思われます。
履いて脱ぐ。。の作業は?
また、MAVICはSIDIと比べて履きにくさがありました。
入口が小さく細くできており、足を入れるのが大変で手間が掛かりました。
その点SIDIは大きく広い間口なのでスニーカーのように問題無くすっぽり入ります。
入口の高さ
高さ形状でも大きく違います。
MAVICはシューズ入口を低く作ってあるので、今までシューズでくるぶし下側の固定されていたところがフリーになってしまっている印象。
こちらの画像でもわかる通り、このくらい位置が下がっていました。
(内側踵高さを合わせるためにティッシュで高さ調整をしている)
正直、履き心地はSIDIのほうが合っていると感じました。
シューズの裏を見てみよう
旧旧シューズに取り付いていたスピードプレイの「旧旧クリート」を取り付けました。
サイクルシューズでは長期間使用しているとヒールラバー(踵のゴム部)が次第に削れていきます。
SIDIの場合だったらその部分が別パーツとなっており、ネジで取り外して交換できるようになっています。
こちらは上記のSIDI新品の状態からヒールラバーパーツを取り換えて交換したものをマビックと比較。
SIDIのヒールは面積が小さい分削れやすいのかも知れませんが交換できるということはメリット。
傷んできたら交換すればいいのですから。
固定式のヒールでは削れた先も交換できずにカーボンソールまで削っていくことになります。
吸気穴 排気穴
但しMAVICはつま先に空気が入る「エアインテーク穴」踵に「排気穴」を設けてあるのでシューズ内の足の蒸れを防ぐことができこれは良いところ。
夏場の足の裏の蒸れを防いでくれ、シューズ内の温度は快適そうです。
シューズの重量が軽くなった!
スピードプレイのクリートを付けた後の重量を測ってみました。
MAVIC 627g(スピプレ旧旧タイプ)
SIDI 880g(スピプレ 旧エアロタイプ)
クリートは「旧旧タイプ」と「旧エアロタイプ」ではMAVICに付けた「旧旧タイプ」のほうが重いはずのにそれでも253gもMAVICが軽いシューズに仕上がっています。
購入した時のクリートが無い状態のMAVICシューズは非常に軽くてびっくりしました。
それぞれのメーカーではシューズづくりの設計思想が違い、それが重量に反映されているのかも知れません。
MAVICはひたすら軽量化を目指して余計なパーツを限界まで排除したつくり。
SIDIは履き心地重視でシューズを傷めないように付属パーツを多く用いた頑固でデザインを意識したつくり。
そんな印象を受けました。
並べてみた
MAVICの新品とSIDIの疲れたシューズを並べてみました。
あれほど購入時に黄色が綺麗だったSIDIも4年も経つと紫外線で色が落ちてきて薄い色になってしまいました。
でも自分では、SIDIのごてごてしたメカっぽいデザインのほうが好きなので、今後も2メーカーを併用して履いていこうと思っています。
SIDIも『染めQ』で?!
MAVICで塗装したように、SIDIシューズもオールペンで塗り直してみようかと検討中です。
スリ傷も色落ちもスプレーで一掃されますのでやってみる価値はありますね。
その気になりましたらまた「染めQ」塗装でブログアップでもしてみようかと思います。
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