ロードバイクに乗っていると、消耗、劣化によって避けては通れないメンテナンスすべき消耗品が出てきます。
タイヤ
数千キロも走るとタイヤが扁平になってきてパンクの可能性が増え、いずれ交換しなければなりません。
この交換作業の記事は私のブログのこちらをご覧ください。
ブレーキシュー
アルミリム用のブレーキシューであれば数年も持つのですが、カーボンリム用のブレーキシューでは消しゴムで削っていくかのようにあっという間に擦り減って交換時期が来てしまいます。
この交換作業の記事はこちらにあげています。
素人ながらも作業がイヤな部類の交換部品があるんです。
それは・・・
バーテープの交換
バーテープです。
常にハンドルに触っているので、テープ自体の劣化、または汚れ、傷みで見難くなってしまいます。
バイクがキレイでもバーテープが汚れているとそれだけで古い中古バイクのように見えてしまいますよね。
私のバイクも現在そのような状況。(古いバイクなんですが(^^;))
全般的にはまだ白色がキレイな状態なのですが、左側のブラケット近く、
この場所が削られてきてどす黒く汚れてきてしまいました。
お気に入りの『キイロイトリ』エンドキャップの色も色褪せてきて・・・
反対側の『リラックマ』も茶色が薄くなってきてしまいました。
周期的にバーテープの交換作業を記録していますが、今回もあげてみようと思います。
私でも面倒くさくてあまりやりたく無い作業ですので、
まして初めてのかたでしたら
「どういう手順でバーテープ交換したらいいんだろう?」
と思っているかたもいるんじゃないでしょうか。
写真を撮って手順を挙げていってみますので参考にしてみてください。
バーテープを用意する
交換するバーテープを用意します。
私の場合、白色テープにしたいので、白カラーでも汚れが付きにくいシリーズのOGKのこちらがあります。
OGK KABUTO BT-03
「汚れに強い」「汚れが拭き取りやすく簡単メンテナンス」と謳っているこちらを使います。
中を取り出すとカーボン調の柄のテープ、化粧テープ、バーエンドキャップが入っています。
バーテープを購入するとこのように「バーエンドキャップ」まで付属していますのでこの箱一つで事足ります。
ですが、私の場合、先ほどの「キイロイトリ」「リラックマ」に代わる何か別のキャップにしてみようと思い・・
そこで赤色のアルミキャップ
LANODO バーエンドキャップ
赤色のキャップをネットから探り、買ってみました。
上記交換部品以外で、他にビニールテープ、ハサミ、(私の場合六角レンチ)を用意しておきます。
エンドキャップを抜き、バーテープを剥がす
左右ともエンドキャップを外し、バーテープを剥がしていきます。
残念なことに綺麗に剥がせず、左側にスポンジのバーテープの残りがくっ付いたままになってしまいました。
手間ですが10分ほど時間が掛かりましたが、地味にカス取りを行なって
スポンジは取れました。
ベトベトの粘着糊の残りがありますが厚さに問題が無いのでこのまま新しいテープを巻くことにします。
ブラケット裏のテープをカットし貼り付ける
2本のバーテープからブラケット裏に貼る分の長さを実測してカットします。
(1本づつ同じ長さ4~5cmくらい?でカットします)
ここですね。一番ややこしいところですが、このテープが無いと1本のテープを巻いていくうちにテープがうまく重ならずにハンドルの地が見えてしまう可能性が出てくるので地の目隠しをします。
先に貼り付けておいて・・・
ハンドルに巻いていく
ハンドルにバーテープを巻いていきますが・・・
私、ここで大きな間違いをしてしまいました!
何を勘違いしたのか本来の巻き方の逆に巻いてしまいました。
画像での巻き方は逆巻きですので真似しないよう、画像の反対巻きで巻いていってください!
お手本になる画像を取ろうと思ったのですが失敗!間違えた巻き方をしてしまいました!!
↓こちら
以前のバーテープを巻いた時の画像です。こちらの巻き方が正解です!
↑こちらの巻き方を参考にしてください↑
巻き方のコツのがあるので注意してください。
ブラケット部分の取り回し
ブレーキレバー取り付け部にもテープの巻き方にコツがあるのですが、
私、この時点で逆巻きだったことに気が付き焦ります。
この場面まで逆巻きだったので、この先正しい巻き方向になるようにこんな感じに修正しました。
ブラケットの上に通して・・・
レバーの向こう側から下側にまわしV型にして上側に持って行きました。
これでレバーから上側の巻き方が本来の巻き方に修正できました。
※これは逆巻きを修正しているのでお手本にはなりません。本来の巻き方にならずにスミマセン。。。
この後に左側ハンドルで本来の巻き方の画像を撮っています。
末端をカットする
その後は同じように1/3が重なるように巻いていきます。
肩の部分がアーチになっているので大変ですが、外側を1/3で内側を狭くしていきます。
※画像のこちらの向きに巻いていくのが本来の巻き方となります。
この辺でいいや。と思われるところで、バーテープをハンドルに対して直角になるラインでカットします。
テープで止めて仕上げる
そのままでは開いてきてしまうのでバーテープを引っ張りテンションをかけつつ、ビニールテープで止めます。
ビニールテープのままではカッコ悪いのでバーテープに付属された化粧テープでビニールテープが隠れるように仕上げます。
ピントが合わなかった!!
エンドキャップを止める
エンド部分がこのようになっているので・・・
折込用ののりしろ分を残し、ハサミでパイプに対して垂直にカットします。
付属の「プラスチックのエンドキャップ」を押し込む!でもいいのですが、
私の場合、六角レンチで「アルミエンドキャップ」を止めました。
片側完成!
右側が完成です。
この方法で反対側も同じように仕上げます。
反対側も仕上げる
ちなみに左側ハンドルのテープは本来の巻き方にして、ブレーキレバーはこのように自然にV型に巻いていきます。
両側とも完成!
どうでしょうか、真っ白のバーテープになってこれだけで新車になったようでしょ?(^^;)
※下ハンの巻き方向が同じ向きになってしまってますが。。(気にしない気にしない)
キレイに仕上がるとテンションが上がります。
どす黒く汚れていた場所が真っ白になりました!
正直、だれがやっても面倒くさい作業ですが、手間が掛かっただけにハンドル周りを新品に仕上げることができるのでかなりの達成感があります。
面倒くさがり屋の初心者のかたでしたら、やっぱり自転車屋さんに依頼するのが一番です。
ですが、「コストをバーテープの1000円~程度の費用で」って考えているひとは是非挑戦してみてはいかがでしょう。
一度挑戦して仕上げてみると、自分のやり遂げた仕事に感動しますし、今後の自分のメンテナンスにも自信が持てるようになりますよ。
(私は久しぶりに失敗して自信を無くしましたが(^^;))
追記:エンドにシリコンテープを巻いて色を追加
このあとは我流のオマケ作業です。
この後、私向けにテープの両末端に赤色シリコンテープの化粧テープを巻いてみます。
赤色シリコンテープを使い
このようになっていたエンド部分を・・・
シリコンテープを巻いてちょこっと赤色の差し色を入れました。
※赤色の差し色ポイントとして仕上げていますが、この部分を別のテープでガードすることにより壁に立てかけた時&倒した時のバーテープの傷防止にも役立っています。
前回はこんな感じでシリコンテープで仕上げています。
プラスアルファの作業になりますが参考にしてみてください。
コメント