- フロント側のブレーキシューが擦り減ってきたので交換しました。
アルミホイール用ブレーキシューと比べるとカーボンホイール用ブレーキシューの減りが早いこと早いこと。
それもリア側の減りとフロント側を比べると圧倒的にフロントブレーキシューの交換時期が早い。
ロードバイクに乗っているとタイヤ、バーテープに次ぐ消耗部品のひとつですからねえ。
以前、2個セットで購入していたブレーキシューの予備が1セット分残っていましたので交換してみます。
ブレーキシューを取り外す
作業前の状態
これだけ擦り減っているので、見て見ぬふりはできない交換の時期でした(^^;)
六角レンチでシューが取り付いたフネ(カートリッジ部)を左右とも外します。
※取り外すときにネジ、ワッシャ、オワン型スペーサーの取り付いている順番を覚えておきます。
(オワン型スペーサーの位置を間違えるとシューの調整ができなくなります)
カートリッジにシューを固定する小さいネジがありますのでこのネジを緩めてシューをスライドして取り外します。(硬いネジですが頑張ってください、緩み防止されている重要なネジなので硬め!)
SHIMANO BRAKE SHOES R55C4 for Carbon Rim
こちらが『シマノ ブレーキシュー R55C4 カーボンリム用』のシューになります。
・シマノのキャリパーブレーキを使っていて
・リムがカーボンで
・シューメーカーはやっぱ日本のシマノだよね!
っという人がいましたらこちらを選択することになります。
アルミリムの方はこちらのシューが対応しています。
※シューの品番がR55C4と同じタイプですが、アルミリム用とカーボンリム用で材質が違っています。
交換品(左)と新品(右)
私の交換品は半分以上擦り減って、ワイヤー調整アジャスターのワイヤー引っ張りレベルもそろそろ限界まできていたころでした。
フネにシューを取り付ける
新品シューをフネに取り付けて、シュー付属の新品小ネジを取り付けてカートリッジ部を組んでおきます。
トーインを調整してキャリパーへ取り付ける
カートリッジ部をそのままキャリパーに取り付ければいいってわけではありません。
トーインを取るための『ブレーキシュー チューナー』という優れグッズがありますが
そのようなものは持っていません。
私が教えてもらったのはクレジットカード等のプラスチックのカード(0.5mmでは無く、先ほど測定したら0.7mmありましたが)を後ろ側に挟む方法。
カードを挟んでシューがハの字になるように固定する。
この調整を一人で行なうのは難しいのですが、私は以下の方法でトーイン調整を行なっています。
トーイン調整手順
1.取り敢えずキャリパーの両側にカートリッジを仮止めします。
2.先に調整する側(私の場合先ほどの画像側)にトーイン調整用にカードを挟みます。
3.ブレーキを掛けた状態でなければカードが落ちてしまいトーイン調整ができないので、ブレーキレバーを握りつつ、カードを挟んでカートリッジがリムに対して最適な位置になるように微調整して位置決めをします。
4.カートリッジの位置が決まったら、ブレーキが緩まない状態を保ちながらビニールテープでハンドルとブレーキレバーをグルグル巻きにしてブレーキが固定された状態を作ります。
5.あとは仮固定で維持していたカートリッジのネジを本締めして右側を完成させます。
次は左側
6.ビニールテープを一度緩め、ブレーキをフリーの状態にして左側にカードを差し込みカートリッジの位置決めをしてまたブレーキレバーを握って保持。
7.先ほどと同じく、ブレーキレバーとハンドルをビニールテープでぐるぐると固定し、手が空いたところで取り付けネジを本締めします。
8.左右位置がズレていないか確認。ちょっとでも気になるところがあれば再調整します。
9.ブレーキレバーの引きしろをキャリパーのワイヤーアジャスターで最終調整。
10.画像では判りにくいかと思いますがリムに対してシューが0.5mm(0.7mm)ハの字になっているのが確認できました。
11.完成です!
あとは実際に乗ってみて、ブレーキのタッチ、制動時にママチャリみたいな「キーッ」音がしないか確認してみます。
※最後の画像でもお判りのとおり、ネジの止め順は外側より
六角穴付ボルト>ワッシャー>キャリパーアーム>オワン型スペーサー>カートリッジ>ブレーキシュー
となっています。
オワン型スペーサーの位置、向きが重要ですので取り付けの際は『要確認』!
また、制動パーツは自転車にとって一番重要な部分ですのでネジの緩みが無いことも『再確認』です!
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