GIANT TCR 2002モデル(トリプルクランク、シマノフライトデッキ)を紹介

自転車

自転車に乗るモチベーションが落ちている。

というのもコロナ禍の影響で、気持ちが塞がり気味になっていることが大きいのかと。

あと、2か月前にジョギングで無理をした時に痛めた左膝の痛みが尾を引いて、自転車に乗ることがほんのちょっと怖くなってきているのもある。

 

何とか自転車に乗ることの楽しさを取り戻すためにもこの間から状況を変え、最近まで乗っていた

●3号機『LOOK 795LIGHT 2015モデル』を休ませ

●2号機『SPECIALIZED ROUBAIX 2008モデル』に乗ってみた

久しぶりに乗る2号機も振動が少ない乗り心地の良いルーベで面白く乗ることができたので、今回は部屋にもう一台ある自分が初めてロードに乗った時の

●1号機『GIANT TCR2 2002モデル』

を引っ張り出して乗ってみることにした。

 

いつものように支度をして、久しぶりに表にTCRを出す。

ビンディングシューズを履き、さあ出動しよう!
とペダルにシューズを乗せた時にハッと気が付く!

 

この自転車って平ペダルだった!!

 

そうだった、、

このバイクは息子が乗るように平ペダル仕様、コンフォートサドル仕様、それも乗りやすいようにシートポストを低くした仕様のままじゃないか。

早く出動したかったので取り敢えずシューズを履き替えてその先に乗っていく。

 

随分走った先、久しぶりなので広いところで写真を撮ってみた。

GIANT TCR2 2002モデル

この2002年モデルのTCR2は私がMTBに乗っていた頃、2010年に従弟のTくんから譲り受けたもの。

写真ではサドルが前に傾いていてかっこわるかったナ。(このあと調整(^^;))

 

スローピングが大きく車体が小さく見える車体で18年前の昔の自転車でも、全体的に見るとそれなりにごちゃごちゃしていてカッコよさげにも見える。

 

スタンドにしているヘルメットの「赤、黒、白」は車体カラーに合わせている。

「OGKリガス」の頃からこの自転車に合わせた赤を基調としたカラーにしたのが最初だったが、この「赤、黒、白」はその頃から引き継いでいる。

なんの変哲もないただの旧型バイクのように見えるが最近では珍しいものを積んでいるのでちょっと紹介してみたい。

 

昔は当たり前だったが今では珍しい

トリプルクランクとの組み合わせ。

前3段-後9段になっている。

リアスプロケット 9枚 12T-25T

※チェーンが汚れているのは置いといて(^^;)・・・

普段28Tを見慣れているので非常にコンパクトなカセットスプロケット。

トリプルクランク 3枚 52Tー39Tー30T

チェーンリングが52Tー39Tー30T

”コンパクトでは無い”長いアームが延びており、リングが3枚のトリプル、ディレイラーも3段用の大きめな形状になっている。

 

前3段ー後9段をたすき掛け(前アウター、後トップ)にするとこんな感じ

確かにダブルと比較するとトリプルのたすき掛けのチェーンの変形具合は大きいと感じる。(気のせい?)

現在は「2段-11段(計22段)」が多いロードだが、自分としてはこの頃から乗っている「3段-9段(計27段)」は自分に合っており、2号機の2段-10段(計20段)に乗り換えた時のギアの段数に物足りなさを感じたのを覚えている。今でもトリプルクランクに換えたいほどだ。

今回のライドでは平地だったのでフロントインナーの30Tギアのギヤ比能力を確認することはできなかった。

 

 

次はサイコンのはなし。

この頃の『シマノ サイクルコンピュータ フライトデッキ』を知る人は少ないと思う。

デュアルコントロールレバー(フライトデッキ対応)

コンポから標準で『フライトデッキ』対応となっている。

 

フライトデッキとは・・・

名前だけ聞くと飛行場にある見学用デッキのようだが(^^;)

・シマノシフターに取り付く専用のサイクルコンピュータのこと。

 

この当時は標準でフライトデッキ専用設計のシフトレバーが付いていた。

「フライトデッキ」のサイクルコンピュータを取り付けていない人は、ブラケットラバーのポコッと出っ張っているドーム型の膨らみにどういう意味があるのか不思議に思った方が多かったと思う。

 

ゴムをめくってみると・・・

押しボタンスイッチが親指が掛かるちょうどいい位置に隠されている。

右シフター、左シフターの両側にスイッチが取り付いており、その信号を有線で

サイクルコンピュータの「フライトデッキ」マウントに送っている。

シマノ フライトデッキ SC-6501(トリプルクランク用)

※取り付けマウントが割れて補修しているがそれはスルーして(^^;)

昔のサイクルコンピュータだが、このフライトデッキは時代の先端を行っていた。

・手元スイッチで数種類の表示モード(タイム、距離、ケイデンス等)を切り換えることができる

 (本体まで手を伸ばしスイッチを切り替える必要が無い)

・現在のギヤ位置の信号を有線でサイコンにポジションを表示させる

が可能。

 

上3つの丸型マークでフロント3枚のギヤを表示

下9つの丸型マークでリア9枚のギヤを表示させている

黒マークになっている位置で現在のギアポジションがわかるっていう仕組み。

なので上記の写真では「フロントミドルギアでリア5枚目のギア」ということになる。

 

ポジションを変えると2,3秒ギア比を表示する。

フロントアウター52Tーリア15T

フロントミドル39Tーリア15T

フロントインナー30Tーリア15T

 

 

もうひとつ賢いのがケイデンス計測。

フライトデッキはフロントに取り付けた磁石の近接速度センサで距離を測定するだけなのにケイデンスまで測定できるようになっている。

 

現在のギアポジションがわかるようになっているので速度が計測できればケイデンスも自動で計算され表示される。

よってクランクを回さなくても常にタイムラグ無くケイデンスが表示される。

 

現在ではDi2と他社サイコンでポジションがわかるようになっているが、そこまでしなくても昔では当たり前にケイデンスやギアポジションがわかる仕組みがあったことに驚く。

 

さすが世界標準シマノコンポ、時代の先端を行っていた。

 

 

上記写真は2012年「富士55 in スピードウェイ」エンデューロ仕様

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