ロードバイクLOOK795からギシギシする異音が出始め、原因を突き止めるため一つづつ可能性を潰していきました。
LOOK795からの異音
順番に検証していく。
1.シートポストの擦れ音
シートポストの擦れ音 ⇒原因ではない
2.クランク固定リングの緩み
クランク固定リングの緩み ⇒原因ではない
3.クランク一式
BBからクランク一式を外すが ⇒原因ではない
・クランクの取り付けではない
・ペダルの緩みではない
・ベアリングの傷みではない
4.押さえパーツの軋み
フレーム内のケーブル押さえパーツの軋み ⇒原因ではない
ここまでやってみました。
あと、音鳴りの可能性がある場所は・・・
「ホイール」と「フレーム」
フレームが割れてでもしていたらもう使い物にならないという、それはもう終了のフラグ・・
ホイールのほうが原因だったらまだ何とか救われるが・・
ホイールを別のものと交換してホイールに原因があるのか確認してみることに。
ホイール交換
最後の手段として、取り付いていた「レイノルズ」を外し「FFWD(ファストフォワード)」のホイールと交換してみます。
と、その時!
レイノルズホイールを外した時に変な違和感が!!
コ、コレ!(◎_◎;)
なにーッ?
ハブのエンドキャップがゆるゆるしています!
本来、このハブの末端のキャップ部分は完全にハブ中心に固定されているものなんですが、このフタなる部分が本体より緩んでグラグラしているじゃないですか!!
手で触れるとガタガタ状態。
くるくる回すとあっけなく外れました!
ハブのシールドベアリングが見えています。
もしかしてコレが原因か!?
緩んでた!!
ここまで気が付かなかった。。
よく見てみると緩んでいたことによりエンドキャップとハブ端面が接触していたようで、金属のエッジ部分が削れ、塗装が剥げていました!
ギシギシ音はここの接触音だったのか?
コレが原因だろ!? 確信した!!!
(よかった。。。。このキャップの緩みが原因だったら増し締めで簡単に直せる!)
ハブの両側の穴が六角穴になっているので両側から5mmの六角レンチを使い、増し締めをします。
(せっかくなので見えているシールドベアリングのグリスアップでもしようか?とも考えたのですが、今は余計なことをせずそのままフタをすることにします(^^;))
原因はハブのエンドキャップの緩み!
99%確信しました。
FFWDホイールに交換するのはやめて、キャップを増し締めしたレイノルズホイールをまた取り付けて外に乗り出し確認してみることに。
ホイールからのギシギシが無くなるハズ!
どうだ??
音は・・・・・・・・
な、ならない。
みなさん、鳴らないです。静かです。
よくやった、おめでとう、オレ!!
近所の人が家から出たり入ったりしている私をペダルが無い自転車でケンケンして乗ってるのを変な目で見ていましたが・・・
やっと救われました。
ここまでくるのに長い道のりだった。。
前回からクランクを中心に整備をしていたので、クランクこそが音鳴りの原因!との先入観を持ってしまい、ホイールまで気がまわらず解決まで時間が掛かってしまいました。
注意深く見てさえいればハブの金属の削れ箇所ぐらい簡単に気が付いていたかもしれません。
音鳴りが無くなったのでバラしていた・クランク・チェーン・ペダルを取り付けて完成させます。
この整備がお昼まで掛かってしまったので昼食後の午後から試走に行ってみることにします。
ハブ固定調整後の試走
毎度の多摩川。
のんびり走ったり、段付きの場所を走ったり、スピードを出したり、荷重を掛けたりと・・・・
いろいろなシチュエーションを想定し自転車に負荷を掛けてみますが全て問題無し。
音鳴り一切せず!
LOOK795が復活しました(^^)/
誰もいない桜の満開の下で復活記念を祝い写真を撮りました。
エンドキャップがきちんと締まっています!
時間がある時にでも、削れ箇所をキレイに仕上げて黒色を塗っておこう!
これを教訓にボルト類の緩みに気を付け「運行前点検」は怠らないようにしよう!
この先、まだまだこのバイクに乗っていけそうです。
めでたしめでたし(;^ω^)
<おわり>
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