【ブラケットカバー交換】ハンドルに取り付いた状態から交換してみる

LOOK795

先日、白色のバーテープを交換してからはハンドル回りがキレイになり気分も一新。

なんですがジーっと見ていると気になる部分がひとつ。

 

ブレーキレバーのゴムのカバーが疲れているように見えます。

確かにこのロードバイクを2015年に購入してから既に6年半もこのまま。

他のパーツはカスタムで交換していてもこのゴムのブラケットカバーって一度も交換していない。

必ず握る部分なので蓄積された汚れや擦れ、ゴムの劣化等が出てきています。

 

疲れてきたSHIMANO DURA-ACEのブラケットカバーを交換してみます!

 

※ブラケットカバーの材質:>PS-TPE<

PS(ポリスチレン)とTPE(熱可塑性エラストマー)の混合材なので厳密にはゴムではなく、プラスチックなんですが、一般的にもエラストマーをゴムと呼ぶことも多いのでここでもゴムと呼ぶことにします。

ちなみにブラケットカバーの材質を天然ゴムにしていたら、グローブに匂いが移ったり、早期に劣化が進行しヒビ割れやゴム独特の表面のベタベタ感が始まるかと思われます。
エラストマーと比べ比重も重いんでしょうね。

 

ブラケットカバーを交換してみよう!

au PAYマーケットのポイントも貯まっていたことですし『ファーアンドニアー』のパーツを購入してみました。

 

ファーアンドニアー ブラケットカバー

DURA-ACE ST9001用 レッド(420048)

使用しているブレーキレバーがSHIMANO DURA-ACE ST9001なので対応したものを選定。

 

箱から出すとこんな感じ。

 

形状を確認してみて品番に問題ないことを確認。

 

ブラケットカバーの本来の取り付けは

1.ブレーキレバー(STIコントロールレバー)をハンドルから外して

2.ブラケットにカバーをセットしてから

3.ハンドルに取り付ける 

のが基本です。

購入したパーツの取説でも基本の取り付けを推奨して、別の取り付けはNGとなっています。

しかしその基本方法で行うと、先日巻いたばかりのバーテープを剝がすことになる。

で、イレギュラーな『取り付いたままでもカバーを交換する方法』で取り付けることに!

ネットで「ブラケットカバーの交換」を検索するとハンドルに取り付いたままで交換する裏技があるので、私もその方向で交換したいと思います。

 

取り付いたままでキツイ側のレバー方向から外すなんて・・・

 

果たしてうまくいくのか?

 

やったことが無いので自信がありませんが挑戦してみます!

 

事前にカバーを温めておく

かなり引っ張って変形させて被せる作業をするのでゴムが切れてしまうかもしれません。

特にこの時期は冬でゴムが固くなっているので、事前にエアコン下で新品のカバーを温めておきました。

 

ビニール袋でカバーを滑らせるガイドを作る

コンビニのビニール袋を用意します。

長い棒(六角レンチ、又はタイヤレバーなど)を用い、ビニール袋を上側からカバー内側に通します。

 

手でゴムを引っ張るだけでは外しづらいので
ビニール袋の表面を使って、ブラケットとゴムの間に滑りやすい状態を作る

このポリエチレンビニール袋を使うのがポイント!

 

ビニール袋とカバーを一緒に引っ張る

頂点の部分が一番キツイ部分なのでその箇所にビニール袋が掛るようにし、ビニール袋とカバーを一緒に引っ張り引き抜きます。

ビニール表面のすべすべ感がイイ具合にカバーをずらしていきます。

かなりの力で引っ張るので、ハンドルが動いたりバイクが持ち上がったりしてしんどい工程ですが、バイクに跨り両足でホイールを挟み込んだりといろいろな方向から姿勢を変え作業してみました。

 

峠を越すと・・・外れた!

頂点の峠を越すとあとは、まるで痛みが無くなったかのようにスーッと外れます。

簡単な作業ではありませんが根気と力があれば外れます(^^;)

 

外れたSHIMANO ST9001純正ブラケットカバー

両側外して

無事に切れずに済んだかというと・・・

初めに外した側は5mmほど切れてしまいました!(>_<)

次に外した側は先の教訓があり注意をしていたので切れずに済んだんですけど。

新品と交換するので、捨てるつもりであればこのような苦労をせずに初めからカッターで切断してもいいんじゃないかな? とあとから思いました。

 

ではホッカホカの新品を取り付けてみましょう

外した時の逆をやってみます。

温めて柔らかくなったカバーにビニール袋を入れてレバーに通します。

 

今度は上に引っ張る必要が無いのでバイクが持ち上がることはありませんが、やっぱり跨ってビニールを引っ張り込んだほうが作業的にはいいよう。

 

峠の頂点でのんびりしているとゴムが伸び切ってしまったり、切れたりするかもしれないので頂点を越したらできる限り素早く引き込むようにします。

温めたため?新品ゴムだから?嵌めるほうが滑りがイイ?のか、外した時よりゴムの伸びが良く、割と楽に嵌めることができました。

ここまできたらもう一安心。

 

片側のカバー取り付け完成!

あとはブラケットとの取り付け位置をきちんと合わせ完成です。

 

反対側も同じように取り付けて・・

 

両側ブラケットカバー交換完了!

両側とも切れずにうまく交換ができました!

どうでしょうか? 赤色のブラケットカバーって。

今までが見慣れていた黒色カバーでしたので違和感はありますが赤色は新鮮で鮮やかに見えます。

 

ロードバイクって殆どが黒色ブラケットカバーばかりなので、ここを変えるだけでもよりカスタム車っぽく見えてきます。

 

シマノ純正品(黒)だったら割とお安く手に入るのですが、社外品のカラーカバーにしてみるのもバイクを組む上で楽しくカスタムできるポイントになる部分かと。

 

ファーアンドニアー(シマノ ST9001用)

 

シマノ純正 (ST9001用純正)

 

今回のものとは違いますが他メーカーで105のこんなものもありました

ST-4700 5800 6800 R7000 R8000用

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