せっかくロードバイクのフレーム、ホイール、チェーン、付属パーツを丁寧にキレイに掃除しても汚れたままでどうにもできない場所があります。
それは・・・
カーボンボトルケージの内側の擦りキズ!
本来であれば光沢がありキレイな部分なんですが、擦れて白くキズが付いてしまっています。
ボトルやツール缶の出し入れ、また、走行中の振動による擦れでどうしてもキズが付いてしまう場所。
これって仕方がないんでしょうか?
ここだけは、「水拭き」や「クリーナー」で綺麗に拭いたつもりでも乾いてくるとまた白く汚いキズが浮き上がってきます。
買って1か月も経っていないツール缶も擦れてこの通り。
ツール缶のキズはもう元には戻りません。
今まで、「ボトルやツール缶のキズ」「ボトルケージのキズ」はどのように防衛すべきかいろいろと試案していたのですがいい案が浮かばず。。。
下の画像では判りにくいですが、
一応応急処置として擦れそうな場所(ツメの先)にビニールテープを貼り、擦れ防止を行なっていました。
しかし、これはこれで妙案かもしれませんが、擦れ対策にはなっても以前に一度付いてしまったボトルケージ側の白いキズが無くなるわけではありません。
今回は、思いきって・・・
「カーボンボトルケージのキズを目立たなくする」修復
を行なってみたいと思います。
この擦りキズを目立たなくします!
自転車乗りだったら同じ悩みを抱えている人が多いんじゃないかと思い、ネットに何かしらのヒントがあるかと調べてみましたが、どこにもそのようなケージのキズ修復記事が見当たりません。
ほかの人はどうしてるのかなぁ??
このキズ、自分だけかなぁ?
仕方がないので
私オリジナルの
『クリアスプレーで厚塗りする方法』
を行ってみたいと思います。
と思ったのが行動を移すきっかけとなりました。
果たしてうまくいくのか? テカリが戻るのか?
オモテ側はキレイな光沢があり、何も問題ありません。
綺麗な面には塗装をしたくないのでオモテ側全てにマスキングします。
※その前に台所洗剤でキレイに脱脂しておきます。
マスキング
手抜き手法、マスキングテープの代わりにガムテープをそのまま貼り付け「新聞紙+マスキングテープ」代わりにしました。
カッターナイフでケージエッジ部をカットして表面マスキング完成。
キズ拡大画像。
深いキズが付いているので、本来ではスプレーで仕上げる前に細かいペーパーやすりで平滑にする必要があるのでしょうが、カーボンを削るとキズが真っ白く一面に広がってしまうと予想されます。
もし、クリアスプレーで黒く戻らなかった時のことを考えると怖くて出来ず、キズはこのままにしてひたすらクリアを厚塗りをすることにしました。
クリアスプレー
クルマ関係でオートバックスに寄った時、ついでに買ってきました。
昔から塗装が苦手な自分ですがやってみましょう(;^ω^)
では
塗装開始!
時間を置いて、薄く何度か重ね塗りをしていってみます。
1度塗り
クリアコート、効果あり!
一度塗りですが白いキズが無くなりました!
2度塗り
表面のキズに塗装が薄くかかっただけなのでまだ艶消しのマット調です。
キズ隠しだけであればこの程度でもOKですね。
部屋に新聞紙を敷いてこんな感じで行なっています。
ラリッちゃうのでもちろん窓全開で行なってます(^^;)
3度塗り
キズが深いのでできる限り厚く塗って段差をうまく誤魔化したいところ。
4度塗り
厚く塗ってなるべくキズを付きにくくする目的もあります。
5度塗り
塗った面に光沢が出てきました。
6度塗り
濡れてるようなしっとりとした光沢になりイイ感じ。
表面に粗さがありますが、光沢が戻り白いキズは一切無くなりました。
遠目に見れば新品のようでもある・・かな。
7度塗り
スプレー缶も半分以上使ってますしキリが無いのでこの辺で塗装終了とします。
マスキングを剥がす
端のエッジ部分に注意しながらマスキングを剥がしていきます。
マスキング部にもクリアがコーティングされ薄い透明な膜ができていました。
完成!
こんな感じで完成です!
白いキズが消え、濡れたような光沢が戻ってきました!
2個出来上がりました。
塗装面近影
取り付け完成!
ちょっと比較してみましょう。最初の塗装前の画像⤵
ここからの・・・
出来上がった状態⤵
やはりクリア塗装してよかったです。
コーティングがうまくいきました!
ただし・・・
マスキングの剥がし方がヘタで塗装部まで剥がれてしまった・・・
まあ良しとしましょう。
内側全体がコーティングされたのでボトル、ツール缶にもキズが付きにくくなって良い傾向かな?
また、何度か使っているとそのうちにクリア塗装が剥がれてくるかとは思いますが、それでも今から数か月?1、2年?は持続させることができるんじゃないかと期待。
私と同じようにロードバイク乗りでボトルケージのキズ汚れにお困りの方がおられましたらこの方法、如何でしょうか?
マスキングとマスキングのカットが面倒だったんですが、表面まで全体をクリアで吹くようであればマスキングも必要無いかとも。
でもこの方法、勇気がいるんです!
カーボンパーツも安くは無いのでやるからには自己責任で行なってくださいね!(;^ω^)
コメント