まずは現在に至るまでの流れから。
あの事故から
私、6月5日に交通事故に遭いました。
私がロードバイク『LOOK795 Light』で交差点を青で直進しようとしたところ、対向車線交差点内の右折で停止していた80歳運転のクルマが、突然強引に加速してバイク進路を塞いで通り過ぎようとしました。
ブレーキを掛けますが突然の出来事で間に合いません。
ぶつかるっ!と覚悟し、クルマと正面衝突になる瞬間、とっさにハンドルを左に切ってバイクがクルマと並行になるようにリアをスライド。
バイクの正面衝突は免れましたが、体の脇腹からクルマに体当たりして宙を舞いました。
ぶつかった後はバイクごと吹っ飛ばされ、路面にお尻から叩きつけられ腰をおもいっきり強打。
救急車で運ばれた先の病院での診断結果は『第2,第3腰椎圧迫骨折』の3か月の重傷ということで療養中の前半はほぼ寝たきりに。
下手に打ち所が悪かったら下半身不随になるところでした。
当時、病院から書いたブログがこちら
毎日の痛みが続き希望も無くなった状態でしたが、3か月後には骨折箇所も癒着し、コルセットも外れ、徐々に自転車に乗ることができるまでになります。
6か月経った現在でも腰のダメージは完全には良くならず、リハビリ(電気治療)通院しながら完治を目標に努力しているところです。
バイク損保鑑定員
また、事故にあったLOOK795の損害ですが、保険会社から委託された「バイクの損保鑑定員」という方が自宅までバイク、衣類の損害状況の見積もり調査に来ました。
傷んだ場所の写真を何枚も撮り、のちの損害判断とした請求用の資料とします。
その後のバイク見積もり回答はまだありませんが、取り敢えず事故後のバイク査定が終わったこともあり、このバイクに乗れる状態まできました。
※事故を起こしたらバイクを購入した自転車屋さんで修理見積をして貰うのがベストですが、私のLOOK795は個人輸入車なので、事故修理見積もりを引き受けてもらえる自転車屋がありません。(受けるお店もあるかもしれませんが)
「日本で購入したものではないので見積もり依頼ができない」趣旨を伝えると、相手の保険会社から委託されたという「バイク損保鑑定員(向こうの保険会社寄りでは無い中立の立場で査定するとは言っていた)」が自宅へ訪ねてくることになりました。
※現在、弁護士さんを介して相手方保険会社と交渉を行なっており詳細なことは言えませんが、「治療費」「慰謝料」「バイク、衣類の損害賠償」等の請求は、体が完治していない途中段階なのでまだ先のことで未定の状態のままです。
ウォーキング リハビリ
バイクに乗れない時期では復帰を夢見て「ウォーキング」をして弱った足腰の運動能力を回復させていました。
この頃にウォーキングを地味に頑張ったおかげで、その後のいろいろな体の動きもまあまあ対応できるようになっていたと思います。
バイク リハビリ
腰を保護しているコルセットも外れた頃に
まずは上体を起こして乗れる
マウンテンバイク『ジェイミス ダカール』
に100km乗って腰のダメージの確認にいきました。
後半、腰が痛くなるも、何度か休憩を入れてギリギリ家まで辿り着きます。
思ったよりこの体でMTBで100Km走るのは厳しかった(>_<)
次にハンドルがアップ気味で、フレームの柔らかさが乗り味の
ロードバイク『スペシャライズド ルーベ』
で100km乗ってみました。
マウンテンバイクと比較すると、車体の軽さ、ホイール+タイヤの軽快さもあってか随分と楽に100kmを走破することができ、休憩無しで帰ってくることができました。
但し、強度を上げるのにペダルに力を加え続けると腰に負担が掛かり痛みが出てきていました。
メイン LOOK795 で出動!
10月30日(土)
この日にいよいよ普段のメインバイクとして乗ってた『LOOK795 Light』に乗ってみます。
あの事故から5か月ぶり、ずっと自分の部屋で眺めるしかなかったバイクでしたが、やっと外へ走り出せるまでになりました。
事故による大きなダメージは・・・
まだバイクの損害の回答が無く、こちらが納得した保証金額が出たわけではないので詳しいことは避けておきますが、外観的には乗れる状態で、それぞれのパーツの動きには異常がありません。
メインバイクに乗るのは久しぶりなので朝から自然とテンションが上がってきます。
前回までのマウンテンバイク、スペシャライズドと同じく、多摩川CRを100km走って比較してみることにします。
・事故から3か月目でマウンテンバイクに乗り、自転車移動の快適さに感動し、
・事故から4か月目でロード(スペシャライズドルーベ)でロードバイクの滑るような軽さを体験、
コレが非常に新鮮なものでした。
そして
事故前までは毎回乗っていたので乗り心地なんか麻痺していましたが・・・
LOOK795では?
ではLOOK795ではどんな感じだったかというと
いやー、びっくりしました。
スペシャライズドルーベで感動していましたが、それ以上にヒラヒラ感があり、軽すぎて逆にちゃちい(安っぽい)バイクに感じるほどに。
いやいや、この軽さが価値のあるものなのだ!と数百メートル走って改めて納得!
サイコン、ボトルを外したバイクの重量は、現在で7.5kg。
(最軽量の時は6.9㎏まで頑張った時もありましたが(^^;))
こりゃ事故でぶつかればかる~く吹っ飛ぶわけだ(苦笑)
今回は久しぶりに外に出したのが嬉しくてバイクの写真ばかり撮っていました。
で、
いつもの場所でバイク3部作
私の撮影定点ビューポイントがあり、前回まで同じ場所で2台を撮っていましたので3台目の比較写真を。
JAMIS DAKAR(ジェイミス ダカール)
SPECIALIZED ROUBAIX(スペシャライズド ルーベ)
そして今回
LOOK795 Light(ルック795 ライト)
自宅から45km離れた同じ場所でマイバイク3部作ができました。
※スペシャライズドの曇り空が悔しかったかな。。
こちらポイントでは2部作
折り返しの羽村取水堰
お店で昼食を取り、その後の休憩に寄りました。
13時頃でしたが珍しく人が少ない時間帯でした。
永田橋
羽村堰から対岸の裏道を通って多摩川CRに戻ってきたので、始めてこの橋を渡ってみました。
いつものコースと違いちょい新鮮な気分。
丸子橋
そしていつもの丸子橋で自宅方面へ。
腰に痛みが出始めていますが、もう少しで帰り付きます。ガンバレ!
まとめ
2015年から乗っていたバイクですが、5か月も乗っていないと乗り味も忘れインプレも新鮮なもんです。
スペシャライズドルーベと比較するとLOOK795のほうが当然取り回しが軽快で、エアロロードということもあり、加速時、高速時も楽に走ることができました。
ディープ62㎜カーボンホイールの高速域でのスピード維持の感覚もアルミホイールと違い久しぶりに経験。
ただ、いいことばかりではなく今の痛めた体ではハンドルポジションが低いため、長距離を走ると腰に負担が掛り痛み出してきます。
LOOK795ではマウンテンバイクほどの辛い痛みにならないため(MTBは長距離では車体重量で参った)、一時の間だけでも ”休むダンシング” で腰を伸ばして走行すると痛みが和らぎます。
ダンシングとシッティングを繰り返し、腰痛が続くのを散らし100kmを休憩無しで完走することができました。
入院直後のベッドの中ではLOOK795に復帰する日を夢見ていましたが
やっとこの日まで辿り着きました (^-^)
いつもと同じ道、同じ距離をサイクリングをしていますが、LOOK795に復帰できたことが自分の中での新しい出来事。
ロードバイクを買って初サイクリングに出かけた時のような新鮮な気持ちで走ることができました。
平坦路走行では皆さんが普通に走っているスピードまでは追いついていけるまでに。
次回は、上り下りの起伏が頻繁に現れるコース、『尾根幹』にでも走りに行って
坂道がどの程度走れるか体験してみたいと思います。
コメント
はじめまして。
事故の記事を目にしてから、自分も他人事えではないなと思っておりましたが無事ローディに復帰されたようで良かったです。事故の際の先方の御老体の言いぐさも腹立たしいものでしたが、それよりも復活できたことが何よりだと思います。これからも無理せずゆっくりロードバイクライフを楽しんでください。
ママチャリおじさんさん、初めまして、コメントありがとうございます。
私の情けないこんなお話に応援を頂きありがとうございます。
入院中は事故でもう自転車に復帰できないかも、、と頭にあり、自転車ブログもいよいよ閉鎖か・・・
ってところまで考えていました。
そんな意気消沈していた時期も過ぎ、今回のブログのとおり無事メインのロードバイクに乗ることができるまでになりました。
本当に復活できて良かったです。ブログも続けられそうです(^^;)
事故前では当たり前でしたが、この日が来るのを5か月間待っていましたので。
こんな初心者みたいなスタートから、少しづつでも以前のように走れるように練習してみます。
応援コメント、ありがたいです、ガンバレマス!!