- 我が家には40年ほど前に購入した
- フィルム35㎜一眼レフカメラがあります。
OLYMPUS OM-2
オリンパス OLYMPUS OM-2
デジタル一眼レフカメラが当たり前の令和2年のこの時代に、フィルムカメラを見たことも無い人も多くなってきたかと思います。
一眼レフカメラとは
撮影に使用するレンズと撮像面の間にミラーを置き、実際の景色を光学ファインダーで確認することができるものをいいます。
撮影用の光学系とファインダー用の光学系が一系統の一眼であるため、ファインダーから見える像が撮影される写真の像と一致するようになっています。
反射鏡(レフ)を使用しているところから「一眼レフ」と呼ばれています。
高校生の頃、このOM-2がほしいが為に大工のバイトをしてやっと中古品6万円で手に入れた、当時の私の宝物です。
やっとお金がたまり購入できたときはうれしかったですねぇ。
他のレンズも買えず、フィルム、現像、プリント代も高かった昭和の時代だったので、なるべく失敗をしないようにシャッターチャンスを逃さず、ちびちび写真を撮っていた思い出があります(^_^;
当時の一眼レフの中でもオリンパスはコンパクトで形状バランスが良くカッコよく見えました。
このカメラでずいぶん勉強させてもらいました。
シャッタースピードやら絞ったときの被写界深度やら・・・・
今ではどうでもいい小さいレンズのスマホカメラで撮っていますが(^_^;)、このときに学んだ写真の構図の取り方が役に立っているかもしれません。
私のこのOM-2、
六年前に電池を入れ替えてみましたが、今でも問題なく動作しシャッターも切れることを確認しました。
程度はかなり良い部類に入るものと思いますが、ただ一か所残念なことに電源スイッチの「MANUAL-OFF-AUTO」スイッチにヒビが入ってしまっています。
OFF-AUTOの切り替えはレバー付け根を持って操作しないと折れてしまいそうです(;^ω^)
レンズを外すとフィルム面前にミラーが見えます。
この45°に傾斜したミラーと上部内側固定ミラーの2枚でファインダーに被写体を映し出します。
シャッターを押した一瞬で、このミラーが上に持ち上がりフィルム面に被写体が移り込みます。
ミラーが上がった状態です。
裏蓋を開けてみよう
裏側から見てみましょう。
左側のフィルムノブを持ち上げると裏蓋がパカッと開きます。
先ほどのように裏蓋を開けたままでシャッターを切ってみると・・(写真はバルブ(解放)の状態にしている)
ミラー(レフ)がフラップのように上に持ち上がり(ファインダーからは一瞬被写体が見えなくなる)レンズを通した被写体がそのままストレートでフィルム面に移り込みます。
絞り値とシャッタースピードの関係からミラーの持ち上がり、左右に高速に移動するシャッター幕の速さを1/125秒、1/250秒、1/500秒、1/1000秒と変更することができます。
シャッタースピードを意識することで手ブレ写真から動きの速いスポーツ写真まで撮れるんですね。
1/1000秒のシャッターなんてスゴイデス! メカですよねー。
OM-2本体のネット売買は10,000円~30,000円くらいで取引がされているみたい。
標準レンズでは「50mm f1.8」を取り付けている方が殆どでしたが、数年前にたまたま仕事上で「50mm f1.2」の高級なレンズが手に入り、そのレンズを付けています。
今ではこのレンズだけでも20,000円~50,000円ほどで取引されているようです。
実は・・・もう一台あるんです。
MINOLTA XG-E
フィルムコンパクト35㎜一眼レフカメラ
ミノルタ MINOLTA XG-E
こちらも程度はいいんじゃないでしょうか。
旧カメラのありがちな、化粧レザーシート(っていうの?)の端のほうが剥がれかかっていますが、こちらも電池を入れた後の動作に問題無いのでこの程度なら許容範囲。
このカメラは会社の方から十五年ほど前に頂いたもので、特に自分が使用していたものではなかったので実はそんなに思い入れはありません。
しかし操作してみるとこれも良くできておりOM-2より使いやすいかも。
頂いた後もフィルムを購入するきっかけも無かったので現在まで写真プリントでの確認はできていません。
ズーム、ストロボ付きでタダで貰うことができました。
このXG-Eも今では貴重なフィルムカメラなので処分せずに大切に保管しておこうと思っています。
ズームレンズとストロボで武装してみました。
こちらも中身、構造は同じですね。ミラー入り。
どちらも今手にしてもメカのかたまりで重量感がなんとも言えず、今のデジタル一眼と比較するとまるで芸術品のようです。
このデジタル時代にわざわざフィルムを買おうとは思わないのですが、この先もっとじじいになったら「じじい散歩」で、のんびりいろいろ撮ってみようかな・・・・・なんて
今から未来の趣味の予定を立てています。 (^^;)
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